霞ヶ浦水質浄化プロジェクトの紹介
霞ヶ浦水質浄化プロジェクトの紹介  財団法人茨城県科学技術振興財団霞ケ浦水質浄化プロジェクトは、産学官が連携して、霞ケ浦の再生に向けた水質浄化技術開発を推進するため、平成9年より共同研究事業に取り組んでいます。

 霞ケ浦は、重要な水資源であるにもかかわらず、水質が環境基準を超える状況が継続しており、窒素・リンに的を絞った抜本的対策を緊急に実施する必要があります。特に、アオコによる被害は世界各地で顕在化しつつあり、世界保健機関(WHO)においては、有毒物質ガイドラインを設定したところです。そこで、霞ケ浦をかかえる茨城県が強力なリーダーシップをとって、湖沼浄化の世界的な発信の場となることが必要不可欠な状況となっております。
このため、平成9年から平成14年までは、文部科学省の採択を受け、「茨城県地域結集型共同研究事業(以下「事業」という。)」を実施し、霞ケ浦などの汚濁湖沼の水質改善に向けた基礎研究や技術開発に取り組んでまいりました。
この事業では、湖沼の水質環境の健全化に向けた対策の効果を県民に目に見える形にすることを考慮した水環境修復技術の開発を行い、開発された要素技術の基づき、産官学の有機的連携を強化し、水環境に係わる処理技術、モニタリング技術、マルチビジョン化技術等のベンチャー産業の創出など県内産業の活性化を図ることを目標として推進してまいりました。

 さらに、この事業の成果を発展させるため、平成14年から平成16年度までは、文部科学省の採択を受け、霞ケ浦周辺の有機系廃棄物の浄化・再利用を目的とする「霞ケ浦バイオマスリサイクル開発事業」を実施するとともに、平成15年度から16年度までは、環境省の事業採択を受け、「豊かな生き物を育む湖沼の再生事業」などの共同研究に取り組むなど、実用化に向けた技術開発を進めてまいりました。
霞ケ浦水質浄化プロジェクトの事務室及び研究室は、平成9年11月から平成17年6月までは「鰍ツくば研究支援センター」(つくば市)内においていたが、霞ケ浦湖畔に茨城県が建設した霞ケ浦環境科学センターとの連携の強化を図るため、平成17年7月に霞ケ浦環境科学センター(土浦市)内に移転し、地域COEとしての機能を強化・拡充することとしています。