第28回つくば賞

寺部(てらべ) 一弥(かずや) 氏
物質・材料研究機構
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
主任研究者
長谷川(はせがわ) 剛(つよし) 氏
早稲田大学理工学術院先進理工学部
教授
青野(あおの) 正和(まさかず) 氏
物質・材料研究機構
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
エグゼクティブアドバイザー
授賞の対象となった研究主題
原子スイッチの発明と実用化のための研究

受賞理由
寺部氏らは、従来の半導体のスイッチとは全く異なる原理で動作する「原子スイッチ」を発明し、これを使って大幅な省エネルギー・省スペース化を実現する画期的な集積回路(IC)の実用化を成し遂げた。
これまでの半導体デバイス内のスイッチが電子の移動を制御して動作させるのに対し、この原子スイッチは、1個から数個の原子の移動を制御して動作させるもので、集積回路の大幅な省エネルギー・省スペース化を可能にした。2016年に本技術を使って、チップサイズを1/4、消費電力を1/3に削減した革新的な集積回路(FPGA)が世界で初めて製品化され、さらに、人間の脳の神経回路網に類似した人工シナプス素子の形成による脳型情報システムへの応用も進んでおり、今後、情報通信社会の進歩と発展に大きく貢献することが期待される。
back