第30回つくば奨励賞(実用化研究部門)

内藤 昌信(ないとう  まさのぶ) 氏

物質・材料研究機構
統合型材料開発・情報基盤部門
データ駆動高分子設計グループ
グループリーダー ( 授賞の対象となった研究主題 生物を規範にした接着・コーティング材料の実用化研究 受賞理由  受賞者は,「生物を規範とした接着・コーティング材料の実用化研究」を推進,さらに複数の生物の機能・特徴を組み合わせた「マルチバイオミメティック」を提案し,多様な社会ニーズに答える材料を開発してきた。ムラサキガ イを模倣した研究では,没食子酸に注目,汎用性や高温高湿で高密着性を有するポリマーコーティング剤を開発し,自動車鋼板への実用化を推進している。ハリセンボン表皮構造からの着想による研究では,テトラポッド状酸化亜鉛 ウイスカーとシリコーン樹脂の複合化により,大面積,複雑形状,スプレーコートが可能な高耐久性・超撥水コーティング剤を開発し,分散剤やレジスト用に実用化を進めている。新発想に基づき社会実装を意識した本研究は,今後も多様な材料の開発・実用化が期待できる。
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