第27回つくば奨励賞(若手研究者部門)

松本(まつもと) 正幸(まさゆき) 氏

筑波大学 医学医療系 教授 授賞の対象となった研究主題
2つのドーパミン神経システムとその神経回路基盤

受賞理由
ドーパミン神経細胞は報酬を得るための学習や意欲に重要な役割を担っているが、その応答メカニズムは不明であった。松本氏は、報酬が得られないときに外側手網核が興奮する結果ドーパミン神経細胞活動が抑制されることを見出し、外側手網核がドーパミン神経の抑制性応答の起源であることを明らかにした。この成果は、世界一流誌のNatureやNature Neuroscienceに掲載された。
さらに、ドーパミン神経細胞が、「報酬」に加えて「運動・認知機能」に関連した情報も伝達し、報酬シグナルと運動・認知シグナルを伝達するドーパミン神経細胞は中脳の異なる領域に分布していることを明らかにした。

これらの成果は極めて高い評価を受けており、松本氏は「文部科学大臣表彰若手科学者賞」と「日本学術振興会賞」を受賞している。
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