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2024年12月20日(金)

12/16(月)「第1回高校生による江崎玲於奈賞受賞者との科学交流会」を開催しました

 令和6年1216日(月曜日)に高校生の科学に対する学習意欲、探究心の向上を図るため、研究発表、科学者との交流、高校生同士の交流等を行う「科学交流会」を開催しました。

  この「科学交流会」は、県内SSH校等の高校生が日頃取組んでいる探究活動や課題研究の取組内容や成果を発表し、江崎玲於奈賞受賞者の講師から質疑と講評をいただく「発表会」と、参加する高校生が講師と直接会話し交流を図ることができる「交流会」を併せて実施するもので、第1回の今年度は、「植物由来の完全分散化セルロースナノファイバーの創製と応用に関する研究」で2022年度江崎玲於奈賞受賞を受賞した東京大学の磯貝明特別教授を講師としてお招きしました。

  なお、この事業は、科学技術振興の理念のもと、日本の将来を支える学生等と江崎玲於奈賞受賞者の交流を深め、学生等の科学に対する学習意欲の向上を目的とし、江崎玲於奈賞の歴代受賞者を会員として令和5年度に発足した「江崎玲於奈賞受賞者の会」の初事業で、関彰商事株式会社様の協賛を受けて実施しています。

  県内の高校生3校(並木中等教育学校・つくばサイエンス高等学校・茗溪学園高等学校)から22名が参加し、第1部の「高校生による研究発表」では、6組が研究発表・質疑応答を行い、磯貝先生から研究の視点や資料作製のポイント等、各々の研究に合わせたアドバイスを受けました。

 第2部の「交流会」では、磯貝先生、磯貝先生研究室の大学院生2名、つくばサイエンス・アカデミーの岡田雅年副会長と丸山清明副会長、協賛企業である関彰商事株式会社の関正樹代表取締役社長も交流に加わり、リラックスした雰囲気の中で科学や研究について語り合い、大学院生とは英語での交流も行いました。

 

 高校生からは、「磯貝先生からわかりやすく貴重なアドバイスをいただき嬉しかった。今後の研究をより良いものにしていきたい。」「同世代の他校の生徒の研究を知ることができ刺激的な経験となった。また機会があれば参加したい。」といった感想がありました。